1枚のプリントと向き合う姿勢
9月からその日の学習の振り返りを行うために、学習の記録チェックをはじめました。
当日渡す新しいプリントと宿題プリントの直しをすべて100点にできたか
チェックしてから帰ってもらうようにしています。
というのも、全部100点になっていないのに
「終わった~終わった~♪」
と帰っていく子がちらほら…
これをなくすために当日取り組んだプリントをすべて見直すようにしてもらいました。
それぞれの目標を達成できたかどうかは子どもたちの自己評価に任せています。
目標シール
学習の振り返りを行ってもらうと同時に
『その日の目標を立てて取り組む』
ということにも意識を向けています。
目標のリストはこちら…
徳育関連の目標
- ほかの人の迷惑にならない
- 道具を大切に使う
- 教室はきれいに使う
学習に向かう姿勢の目標
- 整理整頓しながら学習
- 名前・日付・時間を忘れずにか
- 文字をはっきりていねいに書く
- プリントはぜんぶ読む
- 姿勢正しく学習
- 一度、見直しをして提出
- 短い時間で集中して学習
結果目標
- 一発100点をとる
- 全部100点になるまでがんばる
メンタル目標
- 「むり」「できない」禁止
- まちがえたら「やったー♪」
これらの目標をひとつずつシールにして好きな目標を選んでもらっています。
一番人気は…
間違えたら「やったー♪」
間違えることを気にする子が多いので、間違いをもっと肯定的にとらえてほしいなという気持ちで入れてます。
間違えるということは
よく理解していないこと、知らないことを発見できた!
ということです。
そこを克服すれば大きく成長できる!
そこまで含めて「やったー♪」なのですが、
その後の受け止めで成長できるかどうかは変わってくるよ・・・という先生の言葉は
ちゃんと受け止めてくれているでしょうか・・・?
振り返りをはじめてからの変化
やり残しが、ほぼなくなりました。
今日は何枚100点だった!とか
量が多かったけどやりきった!とか
客観的に自分の成果を見れるようになってきたように感じます。
選んだ目標シール以外の項目も意識するようになった。
整理整頓、見直し、姿勢良く学習するなど
できれば常に気を払ってほしいことが
できるできないは別として意識している様子が伝わってきています。
学習時間終了後の教室がきれいになった
今まで注意が回らなかった後片付けもチェック項目に入れたことで大幅に改善されました。
「片付けなさい!!」と怒る必要もなく(もともと怒りませんが・・・)
「”後片付けできた”にチェック入ってるけど、なんか消しゴムのカス落ちてない?」
のように淡々と指摘するだけでちゃんとやって帰ってくれます。
そもそも片付けできない子は最後のチェックを忘れているので指摘しやすい(笑)
まとめ
子どもたちに「振り返りは大切」と言葉でいっても
実行させるのは難しいです。
この試みもまだまだ試作だと考えています。
「これでいい!」と思ったらそこで成長が終わる
と考えているので、、
一歩ずつ試行錯誤をしながら、ときには間違えながら(笑)
府中浜田教室は進化し続けます。